経営理念の効果とは?

経営理念ができると、どのような効果がありますか?

本物の経営理念ができることで、社長の使命感が非常に高まり、気力が湧き上がります。また、社長の強い熱意に多くの社員が感化され、各人が経営理念に沿って考え、行動するようになります。そして、どこを切っても優れた仕事、サービスを提供できる優良企業への道が開けてゆきます。このように、全社的なイノベーションの原動力になります。

本物の経営理念の効果

本物の経営理念ができると、会社が進むべき方向や方法が明確になり、社長自身に燃えるような使命感が宿ります。

日々、社長は「入るを量り出るを制する」努力を重ねていらっしゃることと思います。「入るを量る」は文字通り分度を知り、利益を残すための考え方ですが、もう一つ、顧客を創造し、売上を上げるための計画を立てるために智恵を絞り、果敢に行動する、という意味での「入るを図る」も社長の最重要の仕事の一つであると思います。

このように経営に従事する社長は、会社を守り、発展を期すためにとても忙しいため、経営理念がなければ、あるいは、本物の経営理念がなければ、ともすれば理想の姿、創業の志というものを見失ってしまいがちです。だからこそ、本物の経営理念が必要なのです。

本物の経営理念が、「どうしてもこれを成し遂げなければ死に切れない」という、社長の燃えるような使命感が、全社的なイノベーションの原動力になります。

社長の熱意が社員に伝わって、経営理念が全社員に浸透してくると、社員たちの心が一つになります。多くの人の思いが一つに合わさったものを「集合想念」と言います。この集合想念が立ち上がると、考えられないほどのエネルギーが出てきます。

これはすごい力です。お客様や協力者など、成功の要因を次々と引き寄せる運気が高まってゆきます。

たとえば、バレーボールの試合を観ていて、チームがどんなに不利な試合であっても、メンバー全員が勝利を確信し、お互いを信じ合うことによって集合想念が立ち上がると、チームに気力が漲り、想像を超えたファインプレイやチームプレイが次々に飛び出し、勝利を勝ち取ってゆくシーンをご覧になったことがあるのではないでしょうか。経営理念を浸透させることができると、その雰囲気を作り出すことが出来るのです。

さらに、経営理念の構成要素の一つに「行動指針(社訓)」を導入し、社員たちの強みをより引き出す仕組みを込めることで、社員たちが経営理念を正面から受け入れ、気持ちが前向きになるにしたがって、それぞれの能力、やる気が引き出されてきます。

そして、皆が理念に合致した方向に力を合わせて努力することで、会社のどこを切り取っても素晴らしい仕事をするような、理想的な組織に育てることができます。このように、経営理念には優良企業を創るための根幹となる効果があるのです。

本物の経営理念をつくり上げ、浸透させる効果をまとめると、次のようになります。

1.社長の使命感に火が灯り、燃えるような願望を持つことができる

経営理念をつくる過程で、社長ご自身が経営を通して成し遂げるべき使命を明確にすることができます。使命感が固まると、他社(他人)と比較したり、経営状況に心揺れたりすることが無くなります。

会社で現在起きている問題に対して、「理想実現のために必要な砥石である」と積極的に考えられるようになり、仕事への熱意と気力が飛躍的に高まります。

2.会社が目指すべき方向が明確になる

会社を立派に育てあげていくためには、社長を含めた全社員が、同じ価値観、同じ目的を持ち、共に進んでゆく必要があります。

これを明確にしたものが経営理念です。

会社は人の集合体です。会社が天下の人材を集めて存在し続けるべき目的や、会社にとって重要な価値観、経営判断の独自のポリシー、社員一人一人が考え方を正し、幸福になり成功する考え方を共有することで、人が大きく育ち、会社が立派になってゆくのです。

3.社長と社員の絆が深まる

経営理念を全社員に浸透させる際には、理念を伝える社長が社業発展への熱意と全社員への愛を持っていることが必要です。

経営理念には、会社の存在目的、ビジョン、価値観、経営判断のポリシー、道徳的な正しい行動指針などが含まれます。それが社長の熱意と愛と共に社員たちに伝わり、社長と社員との信頼関係が高まってゆきます。そして、会社全体の強固な絆にまで深まってゆきます。

4.社員の熱意や実力を高められる

本物の経営理念には、仕事に対する正しい考え方や、やりがいの根拠、人生と仕事の成功哲学など、会社という人生学校で学ぶべき内容がふんだんに含まれています。

社員たちが経営理念の学びを深めるほど、一人ひとりが会社の理想を深く理解でき、仕事に対する熱意が高まります。また、正しい考え方で仕事に取り組むようになり、社員の実力が格段に高まっていきます。

さらに、会社が発展すべき根拠を理解してくれますから、自信をもって行動できるようになります。すると、正しい考え方をベースにした果敢な行動によって成果を出せるようになります。そうなると評価が上がり、自信が出てきます。自信はやる気の源泉ですから、さらに成果を出せるようになる、という具合いに「善の循環」が起きてきます。

このようにして、社員の熱意や実力が高められてゆきます。

理念を浸透するためにとても大切なことがあります。それは社長が経営理念に基づいた経営を行う本気度を経営幹部に示すことです。

率先垂範する社長の本気度を感じ取った経営幹部が、自ら経営理念に基づいて行動するようになります。また、社員への経営理念浸透の説得力が出てきます。社長自らが経営理念づくりに取り組み、出来上がった経営理念を実践すべく努力を重ねることで、社長のその姿を見た全社員の熱意が高まっていくものです。

全社に経営理念が浸透していく本当の姿はこのようなものです。

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