コンテンツSEOとは、ページを量産してホームページのアクセス数を増やすための手法です。
そのように量産されるページのことを、コンテンツページといいます。
ニュースサイトや情報サイトでは日々コンテンツページを追加していますが、企業サイトでは、コンテンツページを日々追加しているところは少ないです。
そのため、企業サイトでコンテンツSEOを導入し、さまざまな検索キーワードで上位ヒットさせられたら、ホームページ経由での集客力を飛躍的に高めることができます。
つまり、コンテンツSEOのメリットは、たくさんの検索キーワードで上位ヒットしアクセス数が増えることと、ネット検索経由で新規顧客を集客できることです。
たくさんの検索キーワードで上位ヒットさせることを、ロングテールSEOと言います。
ただし、コンテンツSEOでこのメリットを得るためには条件があります。
この記事では、ホームページにコンテンツSEOを行い、集客効果を高めるための条件をご説明いたします。
テクニカルSEOで土台となるホームページをしっかり構築する
最初にテクニカルSEOについて述べたいと思います。テクニカルSEOとは、ホームページのHTMLを改造してSEO対策する手法のことです。その方法は、主に次のことを行います。
- HTMLタグの使い方の改善
- スマートフォン対応
- 見出しや本文のキーワードの出現数
- ホームページの表示速度の改善
これらの施策を行うことで、検索エンジンGoogleが自社ホームページを高評価してくれるようになります。
コンテンツSEOではコンテンツページを量産していきますが、それらのページに盛り込まれたSEOキーワードをGoogleが正しく認識してくれることが大事です。
あらかじめテクニカルSEOを行って、Googleから好かれやすいホームページを構築しておくことで、コンテンツページが上位ヒットしやすくなります。また、既存ページも上位ヒットするようにもできるので、ホームページの集客力を高めることができます。
コンテンツSEOでは、テクニカルSEOは必須ではございません。しかし、テクニカルSEOを行っておくことで、コンテンツページが飛躍的に上位ヒットしやすくなるので、コンテンツSEOの効果が高まります。コンテンツSEOを行う前に、テクニカルSEOをしておくことをおすすめします。
テクニカルSEOの手法は長くなるので、別の機会にご説明いたしと思います。
競合ページよりも文章量(情報量)を多くする
コンテンツSEOでは、競合ホームページよりも文章量(情報量)を多くすることが基本です。
コンテンツページの原稿は、上位ヒットを狙う検索キーワードに合わせて作成します。その検索キーワードでネット検索したときに、上位ヒットしてくるホームページが競合ホームページです。それらのホームページよりも、文字数を多くすることが基本です。
文字数の基本は、競合ホームページが少ない場合は500~1,000文字でも上位ヒットさせることが可能です。競合ホームページのSEO対策が強力な場合は、8,000~10,000文字程度の原稿を作成することもあります。
文字数が多くなると、文章ばかりになってホームページが読みにくくなるため、見出しを入れて読みやすくすることが大事です。
文字数が500文字に対して、見出しが1つ入ることを目安にしてください。もちろん、200文字程度の少ない文字数で1つの見出しでも良いです。文字数にこだわるのではなく、「読みやすさ」を優先してください。
上位ヒットさせた検索キーワードを盛り込む
文章量が多く、見出しが適切に入っていることに加え、上位ヒットさせたい検索キーワードが適切に盛り込まれていることが、コンテンツSEOでメリットを得るための条件です。
これは、述べるまでもありません。
上位ヒットさせたい検索キーワードは、文章の中に全体的に盛り込み、見出しにも入れることが基本です。
しかし、SEO対策を意識し過ぎて、強引にキーワードを盛り込んで不自然な日本語になることもあります。そういった文章でも上位ヒットしない場合があります。
検索キーワードを強引に盛り込むよりも、自然な文章になることを優先してください。
正しい内容の文章を作成する
コンテンツページが上位ヒットするかどうかの判断として、コンテンツSEOや文字数という定量的なもの以外に、次のようなことも問われます。
- 文章の内容が正しいのか?
- 文章を作成した人の権威性は高いのか?
- 日本語を正しく使用しているか?
文章の内容が正しいのか?
文章の内容が正しいのかどうかは、そもそもの問題です。企業が間違った内容の原稿を投稿して、閲覧者を混乱さえてはいけません。場合によっては、お客様にご迷惑をかけてしまうこともあります。
そのようなことから、できれば原稿の作成は、外注しないで自力で作成した方が良いです。それができなければ、SEO対策に詳しいライターさんにインタビューをしてもらって、原稿を作成してもらうと良いと思います。
当社でもライティング代行を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
日本語を正しく使用しているか?
普段、私達は日本語を話しているので、「日本語を正しく使用していますか?」と聞かれたら、バカにされているように思われるかもしれません。
しかし、日本語が話せることと、正しい日本語で原稿を作成できることは、あまり相関関係がないのです。
例えば、会話では主語がなくても話の内容が通じることが多いです。ところが、原稿を作成する場合は、主語のない文章だと、文章の意味を理解するために、前後を読み取って読まないといけません。そして、主語の無い文章と、前後から主語を探してきて、それを合体させて文章全体を理解するのです。そういったことで、文章を読むのに疲れやすくなります。
また、主語がないことで、意味を誤解して受け取ることもあります。
原稿のライティングは技術を要するのです。
コンテンツページを量産する
最後にコンテンツページの量産のメリットについてご説明いたします。
コンテンツページを量産すると、投稿されたページに対応する検索キーワードで上位ヒットさせられる可能性が出てくることはもちろんのことです。しかし、本当に上位ヒットするかどうかは、コンテンツページを投稿しなければわかりません。
また、とある検索キーワードでコンテンツページが上位ヒットしたとしても、Googleのシステム更新などで、ずっと上位ヒットし続けるわけではありません。
そこで、すでに上位ヒットを狙ってコンテンツページを投稿した検索キーワードにて、別のテーマや切り口でコンテンツを作成し投稿します。いわゆる「下手な鉄砲も数撃てば当たる」作戦です。
コンテンツページを量産していくと、ドメイン内のページ数が増えるので、ホームページ全体が上位ヒットしやすくなるというメリットもあります。この場合の基本は、競合ホームページよりも多くのコンテンツページを量産することです。
当社のクライアント企業様で、「競合他社がやる気を失せてしまうぐらいに、効果的なコンテンツページを量産する」という作戦を決行し、ある業界の専門用語で検索すると、クライアント企業様が必ずと言ってよいほど上位ヒットした事例があります。
この作戦は、当たればネット集客が面白いくらいにできるようになり、独占状態になります。
効果的なコンテンツページの量産に、ぜひチャレンジなさってください。
以上、コンテンツSEOで、たくさんの検索キーワードで上位ヒットさせてアクセス数を増やし、ネット検索経由で新規顧客を集客するための条件を述べてきました。
まとめると、「Googleに好かれるようにHTMLを正しく記述し、読者にとって魅力的な文章を作成すること」です。
そのような原稿を作成し、コンテンツSEOでアクセス数を飛躍的に増やし、ホームページ経由での集客数を増やしたい企業様は、ぜひ当社にご相談ください。
この記事の著者
経営・集客コンサルタント
平野 亮庵 (Hirano Ryoan)
国内でまだSEO対策やGoogleの認知度が低い時代から、検索エンジンマーケティング(SEM)に取り組む。SEO対策の実績はホームページ数が数百、SEOキーワード数なら万を超える。オリジナル理論として、2010年に「SEOコンテンツマーケティング」、2012年に「理念SEO」を発案。その後、マーケティングや営業・販売、経営コンサルティングなどの理論を取り入れ、Web集客のみならず、競合他社に負けない「集客の流れ」や「営業の仕組み」をつくる独自の戦略系コンサルティングを開発する。