ビジネスコーチとは?
ビジネスコーチとは、クライアントのビジネスを成功に導くためのコーチのことです。ビジネスコーチが行うセッションのことを、ビジネスコーチングといいます。
次の目次に沿って、ビジネスコーチのことをご説明いたします。
ビジネスコーチの仕事内容
ビジネスコーチの仕事は、当社では、これから起業をしたいと考えている人から、従業員数3名程度の小企業の社長で、成長意欲のある人を、仕事に取り組む「やる気」を引き出し、目標達成の速度を早めるコーチングを行うことと位置付けています。
コーチングを受けるお客様のことを、「クライアント」と言います。
クライアントは、ビジネスコーチと月2~3回、1回当たり2~3時間のビジネスコーチング・セッションを受ける定期契約をします。ビジネスコーチング・セッションを繰り返し行っていく中で、人生計画や事業計画、行動計画などを立てて目標を明確にし、目標の達成に貢献します。
ビジネスコーチの仕事を一言で述べると、クライアントの成長を支援することです。また、自分の実力次第で、クライアントの成長が左右されます。
成長するクライアントは、クライアント自信の実力が必要ですが、それを支援するビジネスコーチの実力も大切になります。やはり、クライアントとビジネスコーチは、「馬が合う」ことも大切です。馬が合い続けるためには、ビジネスコーチとしての成長も必要です。
ビジネスコーチングという仕事の魅力
ビジネスコーチは、自分の実力次第で、クライアントやクライアントの企業を成長に導くことができます。その成長を目の当たりにできることで、嬉しさも出てきます。それがビジネスコーチングの仕事の魅力です。
クライアントから感謝され、それが継続することで、長い年月もの契約継続につながります。
また、クライアントの成長と共に、自分自身の成長を実感できることも、「ビジネスコーチングをしていて良かった」と思えることの一つです。さまざまなビジネス書での勉強だけでなく、ビジネスコーチングをしている中での気づきもあります。その蓄積が一定以上溜まってくると、成長している自分に気づくことができます。
クライアントのメリットと注意点
クライアントはビジネスコーチングを受けることで、次のようなメリットがあります。
- 目標達成への強い意志が生まれる
- 目標達成までの速度を早められる
- 自分一人では考えつかないような斬新なアイデアを出せるようになる
- 原理原則に基づいた正しい経営ができるようになる
ビジネスコーチは、クライアントにこれらのメリットが出せるようにスキルアップをしていってください。
クライアントは、ビジネスコーチングを受けることで、とてもモチベーションが高まると思います。
ただし、モチベーションが高まったとしても、その気持ちの高ぶりを仕事に活かさなければ、成長することはありません。ビジネスコーチングを受けて気持ちの高まりが得られ、その気持ちの変化を仕事の変化に活かすことで、ビジネスが成長していきます。そうするとビジネスコーチングを受けるメリットがあります。
ビジネスコーチングを受けてモチベーションが高まることで、「コーチングに満足している」と言えるのですが、ご自身のビジネスが成長していくことがビジネスコーチングを受ける理由であると考えるようにしてください。
ビジネスコーチと経営コンサルタントの違い
経営コンサルタントは、さまざまな定義がありますが、当社では「経営に関するソリューションを提供する専門家」と位置付けています。ソリューションとは、問題解決手法のことです。
例えば、利益率を高めることを課題としている会社に対して、クライアント企業の経営分析をして利益率を高めるための方法を伝授することが仕事です。
ビジネスコーチでも経営コンサルティングの知識を持っている人であれば、得意分野におけるソリューション提供をすることもありますが、ビジネスコーチの役割はクライアントのやる気の喚起と目標達成の速度を早めることが主となります。
ビジネスコーチングに必要なスキルと知識
コーチングの基礎スキルを体得できていることはもちろんのこと、ビジネスコーチはクライアントのやる気を喚起し、目標達成の速度を早めるために、次のようなスキルと知識が必要です。
- ビジネスコーチングのスキル
- 自己啓発の知識
- ビジネスの知識
- マーケティングとイノベーション
- マーケティング分析
- 大戦略・戦略・計画(戦術・戦闘・PDCAサイクル)
- 強者の兵法/弱者の兵法
- 採算感覚/経済のバランス感覚
- 商品開発/ブランディング戦略
- 営業と販売
- 時間管理と習慣化
これらの知識を身に付けることで、クライアントが間違った方法で計画を立てようとしているところに気づきを与えることができるようになります。
ビジネスコーチはメンター?
ビジネスコーチングのメリットで、「目標達成への強い意志が生まれる」と述べました。また、セッション中にクライアントの悩み相談をすることもあります。そのようなことから、「ビジネスコーチはクライアントのメンターだ」と言われることもありますが、ビジネスコーチは、最初からメンターを名乗ることはありません。
クライアントとの信頼関係ができ、メンターだと認められたら、そのクライアントに対してのみメンターと名乗ることができるものと考えます。
ビジネスコーチのなり方
ビジネスコーチになるためには、上記のスキルを習得する必要があります。学ぶ方法は、主に次の2つです。
- 独学で習得する
- 養成スクールを利用する
独学でのスキル習得のメリット/デメリット
独学のメリットは、自分のペースで好きな時間に学ぶことができ、スクールに通うよりも格安です。
デメリットは、自分が習得したスキルが世間に通用するのか、他のビジネスコーチと同等に仕事としてやっていけるのかの技術水準を測ることが難しいです。
スクールでのスキル習得のメリット/デメリット
スクールを利用するメリットは、体系化された内容を学ぶことができるので、独学よりも短期間で一定の技術水準に至ることができるという点です。スクールによっては、スクール独自の資格制度があり、自信にもつながります。
デメリットは、費用がかかることです。
ビジネスコーチになるためには資格が必要か?
ビジネスコーチになるために資格は必要ありません。そもそも、国家資格のようなものは存在しません。コーチングを教えている企業や団体による内部資格のようなものが存在するのみです。
ビジネスコーチのなり方は、ビジネスコーチのスキルや経営の知識を身に付け、ビジネスコーチと名乗る自信がついたら、その日からビジネスコーチです。
チームコンサルティングIngIngでは、当社が提供するビジネスコーチ養成講座を受講され「ビジネスコーチとして充分に実力がある」と認められた人を、ビジネスコーチに認定しています。
ビジネスコーチになるためには、継続的な学習と成長が必要となり、長い年月がかかる場合もありますが、クライアントを大満足させられるビジネスコーチを目指していただきたいと思います。
当社が提供するビジネスコーチ養成講座ご案内
当社では、ビジネスコーチを目指されている方のコーチングのレベルに合わせた講座をご用意しています。
講座 | 対象者 |
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コーチング入門講座 | 初めてコーチングとは何かを触れる方、コーチングの勉強はしたけどスキルが使えていない方 |
コーチング基礎講座 | コーチングの入門レベルのスキルを知っている方で、基礎スキルをすべて覚えたい方 講座の種類には、「コーチング基礎講座」と「GROWモデル講座」があります。 |
ビジネスコーチング養成講座 | コーチングの基礎スキルを普段から活用されている方で、起業家の支援ができるようになりたい方 講座の種類には、目的に合わせていくつかご用意しています。 |
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あなたのチャレンジをお待ちしています。
この記事の著者
経営・集客コンサルタント
平野 亮庵 (Hirano Ryoan)
国内でまだSEO対策やGoogleの認知度が低い時代から、検索エンジンマーケティング(SEM)に取り組む。SEO対策の実績はホームページ数が数百、SEOキーワード数なら万を超える。オリジナル理論として、2010年に「SEOコンテンツマーケティング」、2012年に「理念SEO」を発案。その後、マーケティングや営業・販売、経営コンサルティングなどの理論を取り入れ、Web集客のみならず、競合他社に負けない「集客の流れ」や「営業の仕組み」をつくる独自の戦略系コンサルティングを開発する。