コンテンツページとは?
このページをご覧になられている方は、「コンテンツページ」という言葉をご存じのことと思いますが、念のためその意味をご説明いたします。
コンテンツとは、ネットで公開される情報のことです。ホームページを制作すると、ホームページ中に文章や画像、動画などを掲載します。それらの情報のことです。コンテンツページとは、それらが掲載されたページのことです。
コンテンツページを量産し、たくさんの検索キーワードで上位ヒットさせるロングテールSEOに成功すると、ホームページのアクセス数を飛躍的に増大させることができます。当社の実績で、2~3ヶ月後にはアクセス数を20倍以上に増やすことができた事例もございます。
もちろん、ホームページのアクセス数が増加すると、それだけホームページ経由でのお問い合わせや商品購入などのコンバージョン数が増えます。
この記事では、集客効果の高いコンテンツページを制作するための考え方をご説明いたします。
ホームページで新規顧客獲得をしたいとお考えの企業様は、最後までぜひご覧ください。また、コンテンツページ制作のご支援をお求めのときは、ぜひ当社にご相談ください。
コンテンツページのアクセス数を増やす
コンテンツページを制作して集客をするためには、見込み客が何らかの方法でコンテンツページに訪れてもらわないといけません。そして、コンテンツページを見た人が、集客されるための行動を取ってもらえるようにします。
ホームページに訪れてもらえた数のことを、アクセス数といいます。アクセス数が増えたら、それだけ集客数も増やすことができます。ですので、ホームページ集客はアクセス数を増やすことが大事になります。
コンテンツページのアクセス数を増やす方法
コンテンツページを作成して集客するためには、まずコンテンツページのアクセス数を増やすことです。見込み客がホームページにアクセスする経由として、さまざまな媒体があります。ざっと列挙すると次の通りです。
- ネット検索経由
- SEO対策
- リスティング広告
- SNS経由
- YouTube動画経由
- チラシのQRコード経由
他にもホームページの流入経路はあると思いますが、代表的なものとしては、これらになります。
アクセス数を増やすのに最も効果的な方法はSEO対策
これらの中で、集客効果が高く、費用もかかりにくいものがSEO対策です。SEO対策とは、ネット検索で自社ホームページを上位ヒットさせる手法のことです。
SEO対策にはさまざまな手法がありますが、コンテンツページをSEO対策する手法のことを「コンテンツSEO」といいます。コンテンツSEOを行うと、たくさんの検索キーワードで上位ヒットを狙うことができます。
コンテンツSEOによってたくさんの検索キーワードで上位ヒットを狙うSEO対策のことを、ロングテールSEOといいます。コンテンツSEOに成功したら、何百種類もの検索キーワードで上位ヒットさせることができるので、ホームページのアクセス数は飛躍的に増大します。
ロングテールSEOのメリットについては、「ロングテールSEOのメリットとは?」をご覧ください。
SNSやYouTube動画などはどうか?
最近では、SNSで自社をPRすることが当たり前のように行われてきました。「SNSでの集客の方が、コストがかからないのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。業種によってはSNSの方が効果的な場合もあります。操作方法が簡単で、無料で始められ、手軽さで言えばSNSです。しかし、SNSは頻繁に投稿しなければならないことがデメリットです。
コンテンツページを投稿したら、SNSに「ページを追加しました」というものを投稿することくらいは行った方が良いと思います。
次にYouTube動画ですが、YouTube動画を見た人をコンテンツページに誘導する方法も考えられます。
総務省の令和3年版情報通信白書「主なメディアの利用時間と行為者率」によると、全年代で平日の「インターネット利用」の平均利用時間が「テレビ(リアルタイム)視聴」の平均利用時間を超えました。YouTube動画の国内のユーザー数が7,000万人ほどと言われています。
これだけ利用者が増えてくると、動画を投稿したり、広告を出したりする企業も増えていると容易に推測できます。YouTube動画は、魅力的な動画を毎日のように投稿し続けることで視聴者が増えていきます。動画の作成は、上記の中で最も費用がかかる施策です。
動画に費用をかけるよりは、コンテンツページの量産に費用をかけた方が効果的だと考えます。
リスティング広告とチラシは、費用を掛け続けないと効果が持続しないものです。
これらの中で、「どれが良くて、どれが悪い」というものではなく、費用対効果や自社商品・サービスの性質、自社のリソースなどを考慮しつつも、これらを有機的に組み合わせることで、相乗効果で成果を得ることが理想であることは、述べるまでもありません。
コンテンツSEOの施策の流れ
コンテンツSEOで、原稿を作成して投稿するまでの流れをご説明いたします。
- 検索キーワード分析
- 検索者インサイト分析
- テーマ作成
- 原稿作成
- 誤字・脱字チェック、日本語チェック
- 投稿/表示確認
- 検索順位チェック
- SEO改善/文章追加
最初に検索キーワード分析を行います。どのような検索キーワードでよく検索されているのか、また上位ヒットさせられそうかを分析します。よく検索されているキーワードでSEO対策をすることで、ホームページのアクセス数を増やすことができます。
基本的には検索回数の多い検索キーワードでSEO対策をすることが大事ですが、上位ヒットさせられるかどうかも見なくてはいけません。検索回数の多い検索キーワードは、競合他社も上位ヒットを狙っているので、上位ヒットさせることが難しい場合もあります。上位ヒットしなければ、いくらSEO対策をしていても、アクセス数が増やせないのです。
そういった場合は、あえて上位ヒットさせることの難易度が高い検索キーワードを選ばずに、合理的に検索回数の少ない検索キーワードでSEO対策をしてアクセス数を増やすことを考えるべきです。ポイントは、上位ヒットさせられる検索キーワードを選んでSEO対策することです。
どのような検索キーワードを選んでSEO対策をしたら良いのかについては、「SEO対策の集客効果を高めるSEOキーワードの選び方」をご参照ください。
検索者インサイトとは、「検索者が何を考えて検索しているのか」といった思考のことです。検索キーワードから、検索者インサイトを考え、どのような解説を欲しているのかを読み取り、原稿作成のネタを考えます。検索者インサイトの詳細は、「SEMによるWeb集客設計では必須の『検索者インサイト』とは?」をご覧ください。
これらの中で、存外大事なところは「日本語チェック」です。正しい日本語、読みやすい日本語を書くことが大事です。ホームページの原稿は、一般的な印刷物の原稿と比べて、句読点(「、」や「。」)を多くすると読みやすくなります。
集客効果の高いコンテンツページの条件
本題に入りたいと思います。コンテンツSEOによる集客は、コンテンツページを量産していくわけですが、集客効果の高い原稿を作成したいわけです。
集客効果の高いコンテンツページとは、次の2点です。
- ネット検索で上位ヒットする原稿を作成すること
- 営業や販売に結び付く原稿を作成すること
SEOに強い原稿を量産すること
コンテンツSEOでは、とある検索キーワードで上位ヒットを狙い、ページに訪れてもらうことが大事です。
単純にですが、1,000回アクセスがあったホームページが、コンテンツSEOで2,000回のアクセスに増えたとすると、お問い合わせ件数もそれに比例して倍増します。
アクセス数を増やす方法は、より上位ヒットしやすい原稿を作成することと、ページ数をたくさん投稿することです。
より上位ヒットして2倍クリックしてもらえるページを、2倍の数だけ量産したら、合計4倍のアクセスが増えます。
SEO対策に強い原稿を作成する方法については、「コンテンツマーケティングでSEO対策に効果的な原稿作成のポイント」をご覧ください。
営業や販売に結び付く原稿を作成すること
投稿されたコンテンツページは、それが上位ヒットするだけではなく、訪れた人が営業や販売に結び付くことで効果が出てきます。
- 原稿の読みやすさや
- 内容を読んだ人が納得してもらえる度合い
- 商品やサービスの訴求
- コンバージョンポイントの導線
ここで、「原稿の読みやすさや」と「コンバージョンポイントの導線」について解説いたします。
原稿の読みやすさについて
原稿の読みやすさでは、正しい日本語であり誤解を与えない文章であることが大事だと思います。「誤解を与えない文章」とは、文章の読み方によってはいくつかの意味に取れてしまうような文章のことです。
例えば、次の例文をご覧ください。
コンテンツSEOは、効果的な原稿を作成して、HTMLで適切にマークアップすることが大事です。
この文章だと、文章中の「大事だ」という言葉が、「HTMLで適切にマークアップすること」だけでなく「効果的な原稿を作成すること」にもかかってくるのかが曖昧です。
もし、かかってくるのであれば、誤解されないように次のような文章にすべきでしょう。
コンテンツSEOは、効果的な原稿を作成して、HTMLで適切にマークアップすることの両方が大事です。
また反対に、かかってこないのであれば、次のような文章にすべきです。
コンテンツSEOは、まず効果的な原稿を作成します。そして、その文章をHTMLで適切にマークアップすることが大事です。
原稿作成では、このように読者に誤解を与えないような文章が大事です。
商品やサービスの説明文が、お客様に誤解を与えるような文章であれば、後でトラブルになる場合もあります。お客様にとって読みやすく明確で誤解を与えないような文章を考えて掲載することが大事です。
読みにくい文章は、主語が抜けていることが多い
当社のお客様が原稿を作成されるときに、原稿に主語が抜けていることが多いです。日本語は、主語が無くても会話が成り立つような言語ですが、文章で書くと前の文章から主語を探さないといけないため、読みにくい文章になります。
例えば、先ほどの原稿から主語を抜いた例文が次のものです。
まず効果的な原稿を作成します。そして、その文章をHTMLで適切にマークアップすることが大事です。
どうでしょうか。前の文章を読まれていた場合は、主語がなくても何と無く意味は理解できると思います。
しかし、この文章を始めて読んだ人は、「何のために効果的な原稿を作成するのか?」という疑問を持ってしまいます。そこで、この文章の前に書かれている文章をもう一度読み返して、前後の意味を加味して、意味を理解しようとします。すると、読むのに労力を使うので、文章を読むことが面倒になってしまいます。
ホームページで集客効果の高い文章を作成するためには、なるべく主語を入れて、ストレス少なく読める原稿にした方が良いです。
コンバージョンポイントの導線について
コンバージョンポイントとは、お問い合わせボタンや、商品ページのリンクなど、コンテンツページを読んだ人にどのように行動してもらいたいかの部分のことです。
導線とは、訪問者がどのように原稿を読んでもらって、どのように行動してもらうのかの流れのことです。
コンテンツページで、商品やサービスの良さを知っても、訪問者は何をしたらいいのか、どのように行動したらいいのかわかりません。
商品をネット通販で販売しているのか、大手モールで販売しているのか、はたまたお問い合わせが欲しいのか、集客に結びつきやすいコンバージョンポイントを用意することが大事です。コンバージョンポイントとは、コンバージョンに至る通過点のことです。
商品やサービスの訴求をした後には、「お問い合わせ」や「資料請求」などのボタンを設置し、それらのフォームページに誘導し、自社にご連絡をいただけるような流れをつくります。このような導線でコンバージョンポイントを設置することが、集客数を増やすためには大事なことです。
集客に効果的な原稿を作成のときに考慮すべきこと
集客に効果的なコンテンツページの原稿を作成するときに考慮すべきことをご説明いたします。
記事の対象者(想定する読者)は誰か?
まずは、誰を対象とした記事を作成しようとしているのかを検討します。原稿は、対象者をイメージしながら作成するので、対象者が明確であればあるほど、原稿を作成しやすくなります。
つまり、ネット検索する人は、何かに困ってネット検索しているはずです。
- 何か商品が欲しい
- 意味を知りたい
- やり方を教えてもらいたい
こういったお困りごとがあり、ネット検索で記事を探しています。そのお困りごとを解消するための記事を作成することが、読んでもらえる記事になり、集客効果も高まります。
対象顧客がネット検索するときのキーワードは?
投稿されるコンテンツページが上位ヒットしなければ、そのページは訪問者がゼロになります。すると、コンテンツページの作成がムダになってしまいます。
ネット検索で見てもらうためには、対象者が検索するときによく利用するキーワードを盛り込むことが基本です。
対象者が、何に困っているのかが理解できていれば、どのようなキーワードを原稿に盛り込むべきかを理解できるはずです。
そして、対象顧客がネット検索をして自分の知りたいページを探す場合、そのキーワードはたいてい主語として用いられるものが多いことと思います。ホームページの原稿は、主語をしっかり入れることがSEO対策にも効果的です。
先ほど、「読みにくい文章は主語が抜けていることが多い」と述べましたが、実は主語を入れるメリットは、読みやすくするだけでなく、SEO対策の効果も期待できるのです。
対象顧客が知りたいことは何か?
対象者がいて、その人にはお困りごとがあり、ネット検索して、コンテンツページにたどり着いたとします。さきほど、検索者インサイトのところでも説明をしましたが、「自社のホームページに訪問してきた人が知りたいことは何か?」を検討することが大事です。
訪問者が知りたいことがしっかり書かれていると、ページの滞在時間が長くなり、お問い合わせや資料請求、商品の購入などのコンバージョンにつながりやすくなります。そのためにも、訪問者が知りたいことは何かを検討することは、とても大事なことです。
知りたいことを知るためには、予備知識が必要である場合があります。例えば、「コンテンツマーケティングとは何か」を調べている人に対しては、「そもそもコンテンツとは何か?」という疑問にも答えてあげた方が、親切な記事と言えます。
そういった訪問者が何を求めているのかを考えて、原稿を作成していくことが、効果的な原稿を作成しやすいです。
何のサービスを訴求したいか?
最後に、コンテンツページを公開するということは、自社の商品やサービスに結び付けることが大事だと思います。
コンテンツページを見たすべての人が、商品やサービスに興味を持つわけではありませんし、そもそも商品やサービスを訴求できるような内容でないコンテンツページもあります。訪問者がどのようなことを知りたいのかを検討しながら、訴求する内容もお考えください。
独自の新しい切り口のある原稿を作成すること
原稿作成は、最近流行りのAIで作成されても良いと思いますが、他のホームページを真似して作成したものではなく、他のホームページには無い独自の新しい切り口の原稿を作成されることをおすすめします。
他のホームページと同じような文章が書かれたコンテンツページですと、読者は読んでいてあまり面白味がありません。Googleは、真似したようなページなら、古い方を上位ヒットさせることを優先する傾向があるようです。
独自の新しい切り口のある原稿を作成するように心がけてください。オリジナリティの無いコンテンツページは、完全にムダかと言えばそうではありませんが、上位ヒットすることはありませんので、集客効果は低くなるものと思います。
普段から原稿を書く習慣を!
コンテンツSEOでは、原稿を書く習慣ができている人に軍配が上がる傾向があります。
原稿を書くことは、最初はとても苦労すると思います。それでも習慣化ができた企業は、集客力が飛躍的に高まり、企業間競争力がとても強くなります。
事業規模が個人企業から小企業までの企業であれば、社長が原稿を作成できることが条件となります。中企業の場合は、技術系もしくは営業系の役職者が文章力を持っていることが大事です。原稿作成に文才は必要ありません。普段からお客様にお話しされている営業トークをまとめたものの方が、集客には効果的だと考えます。
原稿を書く習慣を身に付けるコツは、「毎日、1行だけ文章を作成すること」です。
ここで、「1行だけ作成したのでは、1ページの原稿作成に半年はかかる」と思われたかもしれません。コンテンツSEOによる集客が急ぎでない場合であれば、最初は半年かかっても良いと思います。
1行だけ書こうとしても、調子の良いときは、1,000文字や2,000文字と文章を書けるものですので、半年も時間がかかるとは思えません。とは言え、新しい集客チャンネルを構築したいのであれば、毎日1文でも書くくらいのことを行っていただきたいと思います。
また、最初は何を書いたら良いのか分かりにくいので、ホームページ用の原稿作成の講習を受けることをおすすめします。当社でも、ホームページ用原稿作成の講習会をスポット的に開催をしているので、お気軽にご相談ください。
ちなみに、この原稿を作成ている私自身は、自社のブログ更新のために、毎日2,000文字以上、多いときには5,000文字以上の原稿を作成するように心がけています。
効果的なコンテンツページの量産ならIngIngにお任せください
どうしても原稿が作成できない場合、原稿作成にスピードが要求される場合は、原稿作成をアウトソーシングすることをおすすめします。
もし、効果的なコンテンツページの制作を外注しようとお考えであれば、ぜひ当社にお任せください。
当社では、入念な検索キーワード分析から原稿作成まで、Webマーケティングに強みのある担当者が、お客様にヒアリングしながら原稿を作成いたします。もちろん、投稿代行もいたしますし、写真撮影や画像作成もご用命ください。コンテンツページの量産をお考えの企業様には、WordPressの導入もご支援いたします。
また、コンテンツページを自社で作成できるように、ノウハウを蓄積していきたい企業様にも、効果的なコンテンツページの制作方法をお教えするサービスもご提供しています。お客様のご要望に応じて、コンテンツページの制作のみならず、Webマーケティングのやり方もお教えいたします。
Web集客の仕組みを構築したい企業様は、当社まで、お気軽にご相談ください。
この記事の著者
経営・集客コンサルタント
平野 亮庵 (Hirano Ryoan)
国内でまだSEO対策やGoogleの認知度が低い時代から、検索エンジンマーケティング(SEM)に取り組む。SEO対策の実績はホームページ数が数百、SEOキーワード数なら万を超える。オリジナル理論として、2010年に「SEOコンテンツマーケティング」、2012年に「理念SEO」を発案。その後、マーケティングや営業・販売、経営コンサルティングなどの理論を取り入れ、Web集客のみならず、競合他社に負けない「集客の流れ」や「営業の仕組み」をつくる独自の戦略系コンサルティングを開発する。