社長の夢実現への道

IngIngのFMEA導入コンサル支援

投稿日:

IngIngのFMEA導入コンサル支援

FMEA(Failure Mode and Effects Analysis:故障モード影響解析)は、製品や工程の潜在的な不具合を事前に予測し、未然防止を実現する品質手法です。しかし実際には、FMEAを導入しても「表を作る作業」だけになり、設計や改善活動に活用されていない企業も少なくありません。

これはFMEAを「書き方の手法」として導入してしまうことが大きな原因です。そして、はじめてFMEAを導入した企業で、書類の作り方を学び、とりあえず作って実施していると、「FMEAをやった」という事実だけを確認し、「何も役に立たなかった。今までよりも作業が増えてしまった」と考えて形骸化していくことが多いようです。

本来FMEAは、製品や工程を深く理解し、潜在的なリスクをチームで議論する思考プロセスです。そのため、単なる教育や資料作成だけでなく、部門を超えた円滑なコミュニケーションが求められます。書類を作成しただけでは、FMEAの効果が得られないばかりか、FMEAが組織に定着しません。

IngIngのFMEA導入コンサルティングでは、「現場で使え効果を発揮するFMEAを組織に定着させること」を最も重要な目的としています。そして、長期間継続的にご支援させていただければ、いずれは組織カルチャ―を変え、貴社を業界トップの優良企業に成長していただくことも視野に入れてご支援しています。その第一歩として、FMEAの導入を通じて、実際の製品や工程を題材にしながら、組織として未然防止の考え方を身につけていく実践型の支援を行っています。

ワークショップセミナーから始める導入

当社のFMEA導入支援では、まずワークショップセミナーからスタートすることを基本としています。

通常のセミナーでは講師が説明を行い、参加者は知識ややり方を学びます。しかしFMEAは、知識ややり方を学んだだけでは身につきません。実際に考え、議論し、分析する経験が必要です。なぜなら、FMEAはやり方ではなく、考え方や思考がどこまで及ぶかが大事だからです。

ワークショップでは、参加者が主体となり、実際の製品や工程を題材にしながらFMEAを作成します。講師は解説するだけでなく、議論を促し、分析の進め方を指導します。

ワークショップの形式の最大の特徴は、自社の製品や工程を対象に分析することです。そのため、議論の内容はそのまま実務に直結します。また、設計、製造、品質など異なる部門が参加することで、多角的な視点から潜在的なリスクを発見することができます。

ワークショップセミナーは教育と同時に、実際の品質改善活動としても機能します。

現場実習による実践的なFMEA導入

FMEAを現場で活用するためには、製造現場や工程を深く理解することが不可欠です。そのため当社では、ワークショップセミナーに加えて現場実習を重視しています。品質担当者が講師と共に現場を回り、講師の質問やレビューを受けることで、図面や資料だけでは見えない問題が初めて理解できることは少なくありません。

例えば、作業手順のばらつき、設備の特性、作業者の負担、工程間の情報伝達など、現場特有のリスクが存在します。現場実習では、実際の工程を確認しながら、どのような不具合が起こり得るのかを検討し、それをFMEAに反映していきます。

自分自身の背中は、鏡を使ってもうまく見ることができないように、自社工場の問題点は存外見えにくいものです。多くのメーカーの品質改善を支援してきた講師の直感による、第三者目線での指摘によって、はじめて見えてくる課題は多いものです。そのような新しい視点の課題の発見によって、より洗練されたFMEAの導入が可能となります。

このプロセスを通じて、FMEAは単なる理論ではなく、現実の工程改善につながる実践的なツールとして理解されていき、現場で利用されるようになります。現場と結びついたFMEAこそが、本当に役立つFMEAと言えるでしょう。

経営トップの方針に合わせた導入設計

FMEA導入の目的は企業によって異なります。品質トラブルを減らしたい企業もあれば、設計力を強化したい企業、あるいは組織の知識共有を進めたい企業もあります。そのため、FMEA導入は企業の状況や経営トップの方針に合わせて設計することが重要です。

当社では、まず経営トップの考えや企業の課題を丁寧に伺い、その上で最適な導入プログラムを設計します。場合によっては、設計部門から導入する場合もあれば、工程改善を中心に進める場合もあります。

重要なのは、FMEAを単なる品質手法として導入するのではなく、企業の経営課題やFMEA導入の目的を明確にし、経営課題の解決に結びつけることです。

このようにFMEA導入の目的を明確にすることで、FMEAが単なる書類作成に終わるのではなく、継続的に活用されFMEA自体が改善されて経営課題の解決に結びつき、FMEAの取り組みが組織にとって意味のある活動になります。

必要に応じた伴走型支援

企業によっては、FMEAの初期導入だけでなく継続的なコンサルティング支援が必要になる場合があります。そのような場合には、伴走型(ハンズオン)の支援を行います。

伴走型支援では、企業の開発プロジェクトや工程改善活動に実際に関わりながら、FMEAの運用を支援します。例えば、設計FMEAのレビュー、工程FMEAの作成支援、設計変更時のリスク評価、FMEAの定期見直しなどを実務の中でサポートします。

このような支援を通じて、企業はFMEAを自力で運用できるようになります。最終的な目標は、外部のコンサルタントがいなくても、企業自身がFMEAを活用できる状態を作ることです。伴走型支援は、そのための実践的なサポートと言えます。

現場で使えるFMEAを目指して

FMEA導入で最も重要なのは、現場で実際に使える仕組みを作ることです。書類として存在するだけのFMEAでは、品質改善にはつながりません。設計変更や工程変更があったときにFMEAを見直す、トラブルが発生したときにその原因と対策をFMEAに反映する、といった運用が行われて初めてFMEAは価値を持ちます。

また、FMEAを継続的に活用することで、企業の技術知識や経験が組織の資産として蓄積されていきます。これはベテラン技術者の知識や経験を組織全体で共有することや、若手技術者の育成にもつながります。

FMEAは単なる書類作成ではなく、また単なる品質手法ではなく、企業の技術力と競争力を高めるための仕組みでもあります。IngIngは、現場で使えるFMEAの定着を通じて、日本の中小企業の品質力向上に貢献したいと考えています。

FMEAセミナー(ワークショップセミナー)のご案内

FMEAを組織に定着させるためには、単なる教育ではなく実践を中心とした導入が重要です。

IngIngでは、ワークショップセミナーと現場実習を軸に、企業の状況や経営トップの方針に合わせたFMEA導入支援を行っています。必要に応じて伴走型のコンサルティング支援も行い、最終的には企業自身がFMEAを活用できる状態を目指します。

現場で使えるFMEAが定着したとき、企業は問題を未然に防ぐ強い組織へと成長していきます。

当社では、個別開催のFMEAセミナーを随時受け付けています。セミナーは、基礎編と導入編、実践編の3種類ご用意しています。

  • 基礎編:FMEAとは何か、メリットや導入方法などを解説します。
  • 導入編:サンプル事例(食品製造と部品製造の事例)にて、IngIngオリジナルテンプレートを使って、FMEA導入の体験をしていただくワークショップです。
  • 実践編(FMEA導入ワークショップ):貴社の失敗事例を元に、ワークショップを開催します。実際のクレーム事例を題材に、FMEAの考え方を体験していただく。難しい理論ではなく、現場で使える形でお伝えします。

それぞれのセミナー時間は3~5時間で、ご担当者様のご事情や力量に合わせて調整しています。

はじめてFMEAを導入し、経営課題を解決したいとお考えの企業様は、まずは「個別開催のFMEAセミナー(基礎編+導入編)」をご利用ください。FMEAの質問などございましたら、お気軽にお声がけください。

この記事の著者

村上豊

製造業改善コンサルタント
村上 豊 (Murakami Yutaka)

名古屋大学工学部、修士課程卒業後、トヨタ系列の電装を担う大手メーカーに30年間従事。製造部門のみならず、国内工場の工場長や英国の新工場立ち上げをも担当する。コンサルタントとして独立後、さまざまな製造業種の企業を支援し、5S活動の理論に基づいて工場の人材育成、生産、保全、品質、製造技術の改革に取り組む。人の能力を引き出し高めるマネジメントで、多くの製造工場の改善・改革、カルチャーづくり、理念経営を支援。

プロフィール詳細


「社長の夢実現への道」一覧

ページトップ