社長の夢実現への道

ホームページをSEO対策しても検索順位が上がらないパターン

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ホームページをSEO対策しても検索順位が上がらないパターン

中小企業がホームページを持ちたいと思ったら、制作会社に委託して制作してもらうことと思います。

制作会社はホームページ制作のプロですので、依頼者側としては「検索順位も上がることだろう」と思っていても、思ったような結果が得られないことが多いです。

先日もホームページを制作された企業様から、「高いお金を出してホームページを制作してもらったが、検索順位が上がらない」ということでご相談をいただきました。

せっかく高い費用をかけてホームページを制作し、ホームページにアクセスさえしてくれたら集客ができるのですが、検索順位が上がらないと、集客は期待できません。

この記事では、過去に当社が経験してきた、SEO対策しようとしても検索順位が上がらない理由についてご説明いたします。

1.上位ヒットさせられないキーワードでのSEO対策

SEO対策を事業内容として取り入れたホームページ制作会社からご相談がありました。

その内容とは、「お客様からのSEO対策のご相談で、どこのSEO会社に問い合わせても施策を断られてしまうか、料金が高すぎて依頼ができない。WWAVEさんは格安でできるのか?」というものでした。

事情を伺ってみると、ホームページ制作会社は成果報酬型SEO対策を販売していること、クライアント企業様は、地方の小さなリフォーム会社で、上位ヒットを狙いたいキーワードは「リフォーム」とか「一戸建て」といった、超ビッグワードでした。

地方の小さなリフォーム会社が、なぜそのような超ビッグワードでのSEO対策を依頼してきたのか疑問になられたことでしょう。こういったことは、ときどき起こることなのです。

いくつかの理由が重なって、このようなことが起きていました。その理由とは、

  • ホームページ制作会社の営業担当者が、SEO対策の営業の仕方を知らなかった
  • それが故に、お客様にSEOキーワードを決めさせていた
  • そのキーワードを、そのままSEO業者に相談していた

少しSEO対策の性質を知っているだけで、「そのような無謀なキーワードでは、上位ヒットが不可能である」ということと、「仮に上位ヒットさせられたとしても、地方の小さなリフォーム業者は、集客ができないこと」くらいは、予想が付くものです。

しかし、その営業担当者が悪いのではなく、どのように営業活動をするのか、SEO対策のことをほとんど理解していない上司の真似をしていたようです。

上司はセールストークが上手いので、同様の内容の高い値段のSEO対策でも、受注してきていたそうです。

もちろん、成果が出なくてクレームになっていたようです。

SEO対策を事業として取り入れて、営業活動をする場合は、次のようなキーワードを提案してください

  • 集客につながりやすいキーワード
  • 費用対効果の高いキーワード

当社では、たくさんの検索キーワードで上位ヒットさせるロングテールSEOという手法をおすすめしています。当社のSEOコンサルティングにてロングテールSEOをご支援するときは、最低でも100種類以上のキーワードで上位ヒットするように施策しています。

しかも、集客につながりやすいので、コストパフォーマンスはとても高いです。お客様によっては、施策を開始してから3年後に売上高が2倍以上に成長した企業もあります。

弊社は経営コンサルティング会社ですので、売上高を2倍以上にするためにさまざまな支援をさせていただきました。SEO対策だけで売上高を2倍にすることは難しいですが、ロングテールSEOの成功が大きな要因でした。

2.競合ホームページのSEO対策が強すぎる

競合ホームページのSEO対策が強くて、上位ヒットさせることが難しい場合があります。一つ目の上位ヒットさせられないキーワードでのSEO対策と似ていますが、こちらのキーワードは、費用さえかけたら上位ヒットできる可能性があるものです。

では、自社よりも潤沢な予算のある企業が上位ヒットを狙っているキーワードで、中小企業が上位ヒットを狙っても、上位ヒットがムリだとは申しませんが、費用対効果が合いません。

潤沢な予算のない企業は、ロングテール・キーワードでのSEO対策を狙うことが基本となります。

そして、ロングテール・キーワードを100種類以上で上位ヒットさせられたとしたとしましょう。すると、予算が潤沢な企業が上位化を狙っているキーワードでのSEO対策よりも、費用対効果が圧倒的に高くなります。

3.ホームページの修正ができない

少し昔の話になりますが、「自社のホームページを、何も修正しないで、上位ヒットさせてもらいたい。」というご相談をいただいたことがありました。しかもそのキーワードは、上位ヒットさせることが不可能に近い難易度でした。

難易度の高いキーワードでも上位ヒットさせられることがあるので、チャレンジしたいと思いましたが、条件として「自社のホームページは、何も変更を加えてはならない」ということでした。

そのような条件では上位ヒットさせることは不可能なので、丁重にお断りしました。

自社ホームページのSEO対策を、制作会社とは別の業者に依頼しようとするときに、制作会社が許可を出してくれない場合もあります。そういったホームページをSEO対策したい場合は、SEO業者に依頼してホームページを刷新するか、別の新しいホームページを制作するかのどちらかになります。

4.HTMLタグが適切に使用されていない

HTMLタグには、それぞれ意味があり、その用途が決められています。例えば、h1タグは「一番大きな見出しのタグに設置する」と決まっています。

HTMLのそれぞれの意味をあまり考慮しないで制作されたホームページでも、上位ヒットすることがあります。

Googleとしては、「HTMLタグの使い方が少しおかしくても、良いホームページがある。良いホームページは上位ヒットさせたい。」というようなことを述べています。最近は、「HTMLタグの意味を気にしなくても上位ヒットするのだ」と勘違いしているホームページ制作会社が少なからずあります。

当社にSEO対策のご相談をいただいた企業のエピソードです。その企業のホームページは、WordPressを利用しており、ホームページの管理者権限は制作会社が握っており、当社に管理者権限を付与してくれなかったケースがありました。

その制作会社のホームページは、HTMLタグの使い方に不備があったのですが、それを指摘したところ、上記のように「Googleは、タグの使い方が多少おかしくても大丈夫だと言っている」と言って、HTMLの修正をさせてもらえませんでした。

そのような業者にホームページ制作をしてもらった企業は、SEO対策をしたいときは、ホームページを新しく制作し直すしか、SEO対策用の別のホームページを新たに制作するしかありません。

5.ノーコードツールで制作されたホームページ

ノーコードツールとは、HTMLタグの意味やプログラミングの仕方を知らなくても、ホームページ制作を直感的に行える便利なツールです。コードを書かなくても良いツールだということで、「ノーコードツール」と名付けられています。

ノーコードツールは、JavaScriptと言われるプログラムで制作されているものが多いです。JavaScriptによってホームページの文字や画像などのコンテンツが出力されますが、そのコンテンツはGoogleが認識できない場合が多いです。

Googleが認識できないホームページは、もちろん上位ヒットすることはありません。

Googleが認識できるのかどうかは、ノーコードツールによって異なると思いますし、SEO対策に強いノーコードツールも存在するかもしれません。

しかし、当社にご相談のあったノーコードツールは、その当時、SEO対策ができませんでした。

過去にノーコードツールを使用して「自社名でネット検索しても上位ヒットしない」とご相談のあったホームページを久しぶりに確認してみると、WordPressで制作し直していました。

このように、SEO対策ができないノーコードツールを利用してしまった場合は、WordPressを使って制作し直すことをおすすめします。

以上、ホームページにSEO対策しても上位ヒットしない理由を述べました。

その理由は、ホームページ制作会社の知識不足や制作会社との契約内容が原因です。SEO対策を入念に行いたい場合は、ホームページ制作会社を選ぶときに、「価格が安い」とか「自社の業界専門のホームページ制作会社だ」という理由で決めない方が良いです。

入念なSEO対策をしたい場合は、ホームページを企画している段階で、SEO業者に入ってもらった方が良いです。なぜなら、出来上がったホームページをSEO対策するときに、上記のような理由でSEO対策できなかったり、抜本的な改善が必要となる場合もあるからです。

ホームページで集客をしたい場合は、ホームページ制作の企画の段階で、当社のコンサルティングをご利用ください。それが、集客力が高く、費用対効果の高いホームページを制作するコツです。

この記事の著者

平野亮庵

経営・集客コンサルタント
平野 亮庵 (Hirano Ryoan)

国内でまだSEO対策やGoogleの認知度が低い時代から、検索エンジンマーケティング(SEM)に取り組む。SEO対策の実績はホームページ数が数百、SEOキーワード数なら万を超える。オリジナル理論として、2010年に「SEOコンテンツマーケティング」、2012年に「理念SEO」を発案。その後、マーケティングや営業・販売、経営コンサルティングなどの理論を取り入れ、Web集客のみならず、競合他社に負けない「集客の流れ」や「営業の仕組み」をつくる独自の戦略系コンサルティングを開発する。

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