社長の夢実現への道
ロングテールキーワードの選び方

ホームページを制作して集客する方法の一つとして、ロングテールSEOがあります。
ロングテールSEOとは、たくさんの検索キーワードでSEO対策して、ホームページのアクセス数を飛躍的に増やすことができる技です。
ロングテールSEOを行うときに、たくさんのSEOキーワードを探し出して、SEO対策していくわけですが、このたくさんのキーワードのことを、「ロングテールキーワード」といいます。
このコラムでは、ロングテールキーワードの選び方を解説いたします。
SEMとロングテールSEOの関係
SEMとは、検索エンジンマーケティングのことです。その意味は、ネット検索をしている人を集客する手法です。
ネット検索をしている人を集客する手法としては、リスティング広告とSEO対策があります。リスティング広告は、検索結果の画面の上下に出てくる広告のことです。SEO対策は、自然検索エリアに出てくる箇所です。
たくさんの検索キーワードで検索した結果の自然検索エリアに、自社ホームページが表示されるようにする手法がロングテールSEOです。ロングテールSEOは、SEMの一種と言えます。
SEMの詳細は「SEMとSEOの違い」を、ロングテールSEOの方法やメリットなどは「ロングテールSEOとは?メリットや効果的な企業など」をご覧ください。
ロングテールキーワードを探し出す方法
ロングテールSEOを行いたい場合、まずどのような検索キーワードでよく検索されているのかを調べ、ロングテールキーワードの一覧を作成します。リスト化されるキーワードの種類が多ければ多いほど良いです。
ロングテールキーワードを探し出す方法は、GoogleやBingなどの検索エンジンのサジェストを利用します。サジェストとは、検索したいキーワードを入力する蘭に文字を入れたときに、下側に候補が出てきますが、この部分のことです。
サジェストにキーワードの候補が出てきますが、この候補はよく検索されているキーワードが出てきます。そのキーワードを、Excelなどに書き留めておきます。
サジェスト以外にも、リスティング広告の検索キーワードを調べられるツールが利用できます。Googleの提供するAdWordsであれば、キーワードプランナーを利用する方法もあります。
「どれぐらいの数のロングテールキーワードをリスト化したらいいのか?」ということですが、当社にてSEMコンサルティングをする場合は、500~800種類のキーワードをリスト化することが多いです。
ロングテールキーワードの選び方
リスト化されたロングテールキーワードで、すべてのキーワードでSEO対策ができたら申し分ないのですが、労力に限界があります。そのため、効率を考えて集客しやすいキーワードを選ぶことになります。
ロングテールキーワードを選ぶ基準は次の通りです。
- 集客につながりそうか?
- よく検索されているキーワードか?
- 競合ホームページのSEO強度はどうか?
1.集客につながりそうか?
企業のホームページにてロングテールSEOを行う多くの理由は、アクセス数を伸ばすだけでなく、そのアクセスを集客につなげたいはずです。
そうすると、集客につながりやすそうなロングテールキーワードを選ぶべきです。
例えば、次の3種類のロングテールキーワードがあったとします。どのキーワードが集客につながりやすいかお考えください。
- ロングテールseo 業者
- ロングテールseo 方法
- ロングテールseo 英語
1つ目のキーワードは、業者を探していると思います。2つ目は、方法を調べています。3つ目は英語の翻訳を調べています。よって、1つ目のキーワードが最も集客につながりやすいと思います。
1つ目の直接的に集客につながりそうなロングテールキーワードを、当社では「直接キーワード」と呼んでいます。
では、2つ目はどうでしょうか?
もし、ロングテールSEOの方法を詳細に掲載したページを上位ヒットさせ、それを閲覧した人が、「こんなに難しいのであれば、この業者に依頼しよう」という具合に、間接的に集客ができる可能性があります。
このように間接的に集客ができそうなロングテールキーワードのことを、当社では「間接キーワード」と呼んでいます。
また、3つ目の集客に無縁なキーワードのことを、「無煙キーワード」と呼んでいます。
2.よく検索されているキーワードか?
もちろん、よく検索されているキーワードで上位ヒットした方が、アクセス数が増えて、相対的に集客力も増します。キーワード毎に月間検索回数を調べることで、よく検索されているキーワードを選ぶことができます。
検索回数を調べる方法は、先ほどご紹介したキーワードプランナーを用いる方法も一つです。検索回数を調べたい検索キーワードでリスティング広告をすると、リスティング広告の管理画面で調べることができます。
もちろん、月間検索回数の多いキーワードでSEO対策をしたら良いのですが、月間検索回数の多いキーワードほど競合ホームページのSEO強度も強くなります。
3.競合ホームページのSEO強度はどうか?
ロングテールキーワードから、直接キーワードを選ぶことがご理解いただけたことと思います。ところが、直接キーワードでのSEO対策は、自社のみならず競合他社も行っていると考えることが妥当です。
そこで、実際に直接キーワードを用いてネット検索し、上位ヒットしてくるホームページのSEO強度を調査します。
その中から、上位ヒットさせることが比較的容易なものがあります。そのロングテールキーワードからSEO対策していきます。
ロングテールキーワードのABC分類
このようにしてリスト化されたロングテールキーワードを、ABC分類していきます。分類方法は、次のようにすると良いでしょう。
- 直接キーワードでよく検索されており、上位ヒットが容易=S
- 直接キーワード=A
- 間接キーワード=B
- 無縁キーワード、競合ホームページのSEO強度が強すぎるキーワード=C
SEO対策していくキーワードは、もちろんSの「直接キーワードで上位ヒットが容易」のロングテールキーワードです。
次のSEO対策するキーワードは、Aの「直接キーワード」でも良いのですが上位ヒットさせにくいので、費用対効果はゼロになる可能性があります。そこで、Bの「間接キーワード」を狙います。
間接キーワードにて集客したい場合
ABC分類でBの間接キーワードですが、このキーワードでも集客は可能です。その方法は、「ソリューションを訴求すること」です。ソリューションとは、解決策のことです。
先ほどご紹介した「ロングテールseo 方法」でご説明いたします。
「ロングテールseo 方法」で検索する人は、方法を調べている人です。その方法を詳細に掲載した読み物ページを用意し、上位ヒットさせます。そして、ロングテールSEOの方法を知りたい人がアクセスしてきます。
ところが、ロングテールSEOは想像以上に難易度の高いものですので、文章を読んだだけでは実施できないと思います。読み物ページを読んだ人は、「自分ではムリだ」ということで、このロングテールSEOを業者に依頼しようとします。
このように、まずは自分でロングテールSEOをしようとネット検索で方法を調べるのですが、実施することの難易度の高さや面倒さから自分でチャレンジすることをあきらめます。そして、業者に依頼するという流れです。
このように直接的ではなく間接的に集客をするキーワードということで、「間接キーワード」と名付けました。
SEMコンサルティングにてBtoB集客をするときに行う常套手段をご紹介いたします。それは、コンテンツマーケティングという、読み物ページを量産して、間接キーワードでのロングテールSEOを行います。そのページを見た人に、ランディングページを見てもらったり、資料請求をしてもらったりするようにします。
以上、ロングテールキーワードの選び方として、ロングテールキーワードを探し出してABC分類する手法をご紹介いたしました。また、間接キーワードの集客方法についても簡単にですがご紹介いたしました。
もし、ロングテールSEOを行って集客したいとお考えの企業様は、当社にご相談ください。BtoB集客にてたくさんの実績がございます。
ホームページ制作会社で、「当社でロングテールSEOやSEMを導入したい」とお考えの企業様もぜひご相談ください。そういった企業様のスタッフのご指導もしております。
この記事の著者

経営・集客コンサルタント
平野 亮庵 (Hirano Ryoan)
国内でまだSEO対策やGoogleの認知度が低い時代から、検索エンジン・マーケティング(SEM)に取り組む。SEO対策の実績はホームページ数が数百、SEOキーワード数なら数千を超える。オリジナル理論として、2010年に「SEOコンテンツ・マーケティング」、2012年に「理念SEO」を発案。その後、マーケティングや営業・販売、経営コンサルティングなどの理論を取り入れ、Web集客のみならず、競合他社に負けない「集客の流れ」や「営業の仕組み」をつくりる独自の戦略系コンサルティングを開発する。