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ロングテールキーワードとは?

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ロングテールキーワードとは?

ロングテールキーワードの意味を知りたくて、このホームページにたどり着いた方は、その意味だけでなく、「なぜ中小企業は、ロングテールキーワードの意味を深く知ることが大事なのか?」ということまで踏み込んで、ぜひご理解いただきたいと思います。

最初にロングテールキーワードの意味からご説明いたします。

ロングテールとは、恐竜の長いしっぽのことです。そしてキーワードとは、ネット検索をするときに用いる検索キーワードのことです。

私達がネット検索をするときには、基本となるキーワード1つと、そのキーワードについて知りたいことが適格に検索結果に表示されるように、別の補助キーワードを付け加えます。

例えば、「ロングテールキーワードの意味を調べたい」と考えたときは、「ロングテールキーワード 意味」や「ロングテールキーワードとは」という具合に、「意味」や「とは」という補助キーワードを追加してネット検索します。

そのように、基本となるキーワードのことを「基本キーワード」、2種類以上の複数のキーワードを組み合わせたキーワードのことを「複合キーワード」と言います。

ここで、検索キーワード毎に検索回数を確認したいと思います。「ロングテールキーワード」の検索回数を調べると、Googleの月間検索回数は1,000回/月です。それに対して、「ロングテールキーワード 意味」は5回未満、「ロングテールキーワードとは」は210回/月という具合に、基本キーワードと比べて複合キーワードの方が、検索回数が少ないことが分かります。

このようにして、よく検索されている複合キーワードをすべてリスト化し、月間検索回数を調べていきます。

それを検索回数の多い順に並べて棒グラフにしたら、次の図のような形になります。その棒グラフの頂点に曲線を引きました。

検索キーワードを検索回数の多い順に並べたグラフ

この図の曲線は、少し強引ですが恐竜の形に似ています。検索回数の多い左側が恐竜の頭側で、検索回数の少ない右側がしっぽ側になります。そして恐竜のしっぽの部分に当たる検索回数の少ないキーワードのことを、ロングテールキーワードといいます。

つまり、ロングテールキーワードとは、複合キーワードの中でも検索回数の少ないもののことです。

このコラムでは、ロングテールキーワードでSEO対策をすると、どのようなメリットがあるのか、ロングテールキーワードでのSEO対策の方法、SEO対策をしたときに集客効果の得られやすいロングテールキーワードの選び方をご紹介いたします。

特にこれからWeb集客に力を入れたいとお考えの企業様は、ぜひこの内容を把握しておいてください。

ロングテールキーワードでSEO対策するメリット

基本キーワードとロングテールキーワードのSEO対策を比較して、ロングテールキーワードでのSEO対策のメリットをご説明いたします。

SEO対策のコストが安い

最初に述べたいメリットは、ロングテールキーワードでのSEO対策は、コストが安いです。そもそもSEO対策のコストは、施策内容と施策量によって決まりますが、ロングテールキーワードでのSEO対策は、施策内容が簡単で施策量も少なくて済みます。

基本キーワードは検索回数が多いので、競合ホームページが多く、強いSEO対策業者が支援している可能性があります。そういった業者に太刀打ちするためには、こちらとしてもさらに強い強度でSEO対策をする必要があります。そうなると、当然ながらSEO対策の料金が高くなってしまいます。

それに対してロングテールキーワードの場合は、競合他社が少ないために、上位ヒットさせることが容易です。その結果、SEO対策のコストが安くて済みます。

コンバージョン率が高い

次のメリットとして、ロングテールキーワードでのアクセスは、コンバージョンにつながりやすい傾向があります。

ホームページの集客数は、単純計算でホームページのアクセス数に比例します。そうすると、基本キーワードで上位ヒットした方が、ホームページ経由での集客数が増えるように感じますが、基本キーワードで検索する人の検索者インサイトは、商品やサービスを探している人もいますが、「意味を調べたい」とか「トレンドを知りたい」といった、集客に結びつかない人も検索している割合が多いです。

ところが、ロングテールキーワードは、検索者インサイトを明確に想定できます。例えば、「ロングテールキーワード」でネット検索する人は、どういった目的で検索しているのかがわかりませんが、「ロングテールキーワード 調べ方」でネット検索する人は、ロングテールキーワードを調べる方法を知りたいことが、容易に判ります。

つまり、ロングテールキーワードの中から、集客に結びつきそうなものを選び出し、そのキーワードでSEO対策すれば、コンバージョン率を飛躍的に高めることができます。

要するにロングテールキーワードのSEO対策は費用対効果が高い

SEO対策の費用が安いことと、コンバージョン率が高いことを合わせると、要するにロングテールキーワードでのSEO対策は費用対効果が高いということです。

競合他社が少ないので上位ヒットしやすく、しかも割合早く上位ヒットしやすく、しかも集客に結びつきやすい検索キーワードを選ぶことができるので、ロングテールキーワードでのSEO対策は、当社でも強くおすすめしています。

ロングテールキーワードでSEO対策する方法

ロングテールキーワードでSEO対策すると効果的なことがわかりましたが、具体的な方法を知りたくなられたことでしょう。ロングテールキーワードでSEO対策する方法についてご説明いたします。

ロングテールSEO

最初にロングテールSEOというSEO対策の手法についてご説明いたします。ロングテールSEOとは、たくさんのロングテールキーワードでSEO対策を行い、集客をする手法のことです。

ロングテールSEOの歴史はもっと古いと思いますが、ロングテールSEOが有名になったのは2005年頃で、Amazonが書籍を販売し、あらゆる書籍名で上位ヒットさせることに成功し、書籍の通販で世界進出したことです。その後の流れは、ご存じのことと思います。今では、あらゆる商品名でネット検索したら、Amazonが上位ヒットしてきています。

本屋さんでは、自分が欲しい本が並んでいたらそれを購入します。本屋さんに訪れた人が、その本を発見したら購入してもらえます。欲しい本がなければ、何も買わずに帰っていってしまいます。本屋さんとしては、ありとあらゆる本を置いておきたいのですが、本棚のスペースには限界があります。

そこで、Amazonはネット通販に限定して、ありとあらゆる本を在庫することにしました。本屋さんに置かれたら誰も買わないような本であったとしても、日本全国ではどこかに商品を探している人がいます。そして、ロングテールSEOであらゆる書籍名でネット検索したら上位ヒットするようになれば、注文してもらえます。そういたことで、Amazonは衰退産業の本屋さんで爆発的に売上高を伸ばしました。

このようにして、ロングテールキーワードによるSEO対策「ロングテールSEO」が有名になっていきました。ロングテールSEOの詳細をもっと知りたい方は、「ロングテールSEOとは?」をご覧ください。

ロングテールSEOの手法は、次の2つのことを行うことが、今現在では基本となっています。

  1. テクニカルSEO
  2. コンテンツSEO

この2種類のSEO対策の手法についてご説明いたします。

テクニカルSEO

テクニカルSEOとは、技術的なSEO対策の方法です。具体的には、次のようなことを、SEO対策を考慮して行います。

  • HTMLの記述を正しく行う
  • タイトルやディスクリプションを設定する
  • コンテンツ量を増やす
  • コンテンツの質を改善する
  • JavaScriptやCSSを簡素化してレンダリングを高速化する
  • 画像サイズを削減する

他にも、レスポンシブWebデザインを導入するなどといったスマホ対応も、テクニカルSEOに含まれますが、スマホ対応は現在では当たり前となりました。

テクニカルSEOの詳細は、別の機会にご説明したいと思います。

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、SEO対策したいロングテールキーワードが含まれたページを量産していく施策のことです。ちなみに、このページも実はコンテンツSEOで作成されたページです。

コンテンツSEOでは、闇雲にページを量産していくのではなく、Googleが上位ヒットしてくれそうなページを作成することが大事です。

では、どのようなページをGoogleが上位ヒットしてくれるのか。Googleは、ネット検索したときにその検索キーワードで調べている人にとって良いページを上位ヒットしてくれます。良いページとは、次の3点を気にして作成すると良いと思います。

  • 知りたい情報が読みやすく記載されていること
  • スマホでも表示速度が早いこと
  • 掲載情報に信頼性があること

知りたい情報が読みやすく記載されていること

1つ目は、ネット検索者が知りたい情報が、正しい日本語で、誤字脱字がなく、読みやすくて誤解のない文章であることです。これは当たり前のことですね。

このことについて、詳しく知りたい方は、「集客効果の高いコンテンツページを作成するための考え方」をご覧ください。

スマホでも表示速度が早いこと

2つ目のスマホについては、最近ではスマホでホームページを見ることが当たり前になりました。PCでネット検索する人よりも、スマホでネット検索する人の方が多くなりました。Googleは、「スマホで見る人が多いのだから、スマホでも見やすいホームページが良い」と考えることは、至極当然のことと思います。

掲載情報に信頼性があること

3つ目の信頼性は、権威性とも言えるかもしれません。例えば、私はSEO対策の技術があるのですが、このブログ記事で医療行為について記事を書いたとしても、Googleは評価してくれないでしょう。なぜなら、私は医者ではないからです。

しかし、SEO対策の記事については、今、貴殿がネット検索からこのページにたどり着いてご覧になられているように、Googleはこのページのことを「信頼性がある」と判断してくださったのだと思います。

コンテンツSEOのことをもっと知りたい方は、「コンテンツSEOとは?」をご参照ください。

このように、SEO対策の技術は、単にHTMLの記述方法やキーワードの盛り込み方といった技術的なことだけでなく、さまざまな知識が要求されるようになりました。

ロングテールキーワードを選ぶ手順

ロングテールキーワードの選び方は、次の手順で行います。

  1. ロングテールキーワードを探し出して一覧にする
  2. 探したロングテールキーワードからSEO対策するキーワードを選ぶ

ロングテールキーワードの調べ方

ロングテールキーワードの一般的な調べ方は、Googleサジェストを用いる方法があります。

検索エンジンのキーワード入力枠に、キーワードを入力すると、入力欄の下側に、候補となる複合キーワードが表示されます。サジェストとは、その候補となる複合キーワードが表示される部分のことです。

次の図は、Google検索の入力枠に基本キーワードを入力したときに表示されるサジェストをキャプチャしたものです。

Google検索の入力枠に基本キーワードを入力したときに表示されるサジェストの例

サジェストに表示されたキーワードは、よく検索される複合キーワードを、Googleが自動的に表示してくれたものです。つまり、サジェストに表示されるキーワードを調べたら、よく検索されるロングテールキーワードを抽出することができます。

このときに、自社が扱う商品やサービスと関連する基本キーワードを選ぶべきです。自社が扱う商品やサービスとはまったく関係のない検索キーワードで上位ヒットしても、集客には結びつかないからです。

ロングテールキーワードの選び方

ロングテールキーワードを探し終えたら、抽出されたロングテールキーワードの中から、実際にSEO対策をするキーワードを選びだします。選ぶ基準は次の2つの条件に合致するものです。

  1. 集客できそうなロングテールキーワードか?
  2. 上位ヒットさせられそうか?

この条件でABC分析をします。ABC分析とは、ロングテールキーワードの一覧を、次の4種類に分類することです。

  • A:SEO対策する
  • B:余裕があればSEO対策する
  • C:SEO対策しない
  • S:ぜひとも上位ヒットさせたい

直接キーワードと間接キーワード

集客できそうか、上位ヒットさせられそうかをご説明する前に、「直接キーワード」と「間接キーワード」をご説明いたします。

直接キーワードとは、ネット検索者が明らかに商品やサービスを探している検索キーワードのことです。

例えば、「SEO対策 業者」という検索キーワードでネット検索をする人がいたとします。この人の中には、SEO対策の業者を探している人が含まれていることと思います。(なかなか上位ヒットが難しいキーワードですが)このキーワードで上位ヒットさせることができたら、何%かの人がお問い合わせをしてくるに違いありません。

間接キーワードとは、業者を探しているわけではないが、ソリューション(解決策)を探している検索キーワードのことです。

例えば、「SEO対策 方法」といった検索キーワードでネット検索する人は、SEO対策の方法を調べていることと思います。しかし、入念なSEO対策は、素人ではなかなかできるものではありません。SEO対策の方法を調べている人の一部が、SEO対策の方法が記載されているページを見て、「この業者にSEO対策をお願いしよう」と考えることと思います。

ちなみに、集客に結びつかない検索キーワードもあります。例えば、「SEO対策とは?」といった意味を調べる検索キーワードです。このような検索キーワードのことを、無縁キーワードと呼んでいます。

このように、検索キーワードは直接的に集客につながる検索キーワードと、間接的に集客につながる検索キーワード、集客に結びつかない無縁キーワードの3種類がありますが、これらは完全に3つに分類されるわけではなく、割合で判断していくものと考えます。

集客できそうなロングテールキーワードか?

まず、ロングテールキーワードが集客できそうなキーワードかを調べます。集客できそうなロングテールキーワードであることの判断は、次の項目を調査します。

  • 検索数(検索ボリューム)がどうか?
  • 直接キーワードか間接キーワードであること

検索数が多いものは、上位ヒットさせられたら集客ができる可能性が高まります。では、検索回数が少ないものをどうするのかですが、私は「Googleサジェストに表示されたものであれば、集客できそうだと判断しても良い」と考えます。

その分類には、先ほどご説明したように、直接キーワードはもちろん含まれますが、間接キーワードを含めるのかどうかが、議論が分かれるところです。SEO対策では、ページ数が増えてくるとホームページ全体が上位ヒットしやすくなります。そのため、無縁キーワードでも時間があるようであれば、SEO対策をするようにすべきだと考えます。

上位ヒットさせられそうか?

次に、選んだロングテールキーワードが上位ヒットさせられそうかを確認します。上位ヒットさせることに成功したら、集客ができます。しかし、競合ホームページが強すぎて上位ヒットさせられなかったら、施策がムダになってしまいます。

しかし、競合ホームページのSEO対策が強かったとしても、コンテンツSEOを行う場合があります。その理由は、先ほどもご説明したように、コンテンツページを量産しいると、たまたま上位ヒットするページが出てきますし、またページ数が増えてくると、ホームページ全体が上位ヒットしやすい体質になるからです。

集客のためには、基本的には上位ヒットさせられそうなロングテールキーワードを選んでSEO対策しますが、時間のあるときには優先順位は低くなりますが、上位ヒットが難しいロングテールキーワードでもSEO対策を行います。

このようにして、ABC分析を行います。

ABC分析の後はスケジュール管理

選び出されたロングテールキーワードをABC分析したら、ABCSの4種類の中で、Aのものからスケジュール立てて行います。

また、「S」に設定されたロングテールキーワードは、先にコンテンツSEOを行っても良いのですが、私はホームページがGoogleから評価されて、ある程度上位ヒットするようになってからコンテンツSEOを行う方が良いと考えます。

なぜなら、どの程度のSEO対策の強度でコンテンツSEOを行えば上位ヒットしやすいかといった傾向をつかんでからSEO対策した方が良いからです。

ロングテールSEOによる集客ならIngIngにお任せください

以上、ロングテールキーワードの意味をご説明しつつ、ロングテールキーワードでのSEO対策のメリットや方法、SEO対策をするロングテールキーワードの選び方などをご説明いたしました。

ロングテールキーワードでのSEO対策は、コンテンツSEOを行うだけでなく、ランディングページと組み合わせて、集客のための導線設計をすると、より集客効果が高まります。ランディングページによる集客については、「中小企業にとって集客効果の高いBtoBランディングページの構成とは?」をご覧ください。

最後に、当社のサービスをPRさせてください。

当社では、次のようなロングテールキーワードでのSEO対策のサービスをご提供しております。

当社はホームページ制作会社様からのご依頼もお受けしている技術力のある業者です。お気軽にご相談ください。

この記事の著者

平野亮庵

経営・集客コンサルタント
平野 亮庵 (Hirano Ryoan)

国内でまだSEO対策やGoogleの認知度が低い時代から、検索エンジンマーケティング(SEM)に取り組む。SEO対策の実績はホームページ数が数百、SEOキーワード数なら数千を超える。オリジナル理論として、2010年に「SEOコンテンツマーケティング」、2012年に「理念SEO」を発案。その後、マーケティングや営業・販売、経営コンサルティングなどの理論を取り入れ、Web集客のみならず、競合他社に負けない「集客の流れ」や「営業の仕組み」をつくりる独自の戦略系コンサルティングを開発する。

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