コンサルタントへの道

たくさんのキーワードでSEO対策するロングテールSEOとは

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ロングテールSEO対策とは?

ロングテールSEO対策

ロングテールSEO対策とは、簡単に述べると、ロングテール・キーワードでSEO対策を行うことです。では、ロングテール・キーワードとは何でしょうか。

ロングテール・キーワードの文字を分解すると、「ロングテール」と「キーワード」に分けられます。ロングテールとは、恐竜の長いしっぽのことです。キーワードとは、検索キーワードのことです。

次の図は、「物流」というキーワードや、「物流」を含む複合キーワードを、検索されている回数で順番に並べ、回数を縦軸にグラフ化したものです。1番多く検索されるものは、もちろん単ワードの「物流」です。2番目が「物流 英語」という複合ワードです。3番目が「物流業界」という複合ワードです。このように、棒グラフの形状が恐竜(竜脚形類)のしっぽと同じような形になるため、恐竜のしっぽに位置する、検索回数の少ない複合キーワードのことを「ロングテール・キーワード」と呼んでいます。

単ワードとロングテール・キーワード

そして、ロングテールSEO対策とは、単ワードではなく、たくさんの種類のロングテール・キーワードで上位ヒットを狙う手法です。当社では、通常100種類以上(多くて500種類程度)のキーワードで上位化を狙います。

このような検索回数の少ないキーワードでSEO対策をして何の意味があるのか、ロングテールSEO対策のメリットや導入したらお得な企業、ロングテールSEO対策のやり方、デメリットをご紹介いたします。

ロングテール・キーワードでのSEO対策は上位ヒットしやすく効果が出やすい

上位ヒットさせることができなければ、ホームページのアクセス数を増やすことはできません

ここで、「検索回数の多い単ワードで上位ヒットさせた方が、アクセス数を増やせるのではないか」と思われた人もいることでしょう。しかし、どのようなキーワードであったとしても、上位ヒットさせることができなければ、ホームページのアクセス数を増やすことはできません。

例えば、3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)を行っている中小の物流会社があったとします。その会社では、3PLの顧客数を増やすために、ホームページを制作し、SEO対策を検討していたとします。

その場合、「3PL」の単ワードで検索をしたときに、自社ホームページを検索結果の上位に表示させたいと思われることでしょう。しかし、上位には大手物流企業や情報サイトがひしめき合っているので、上位ヒットさせることはとても難しいと思います。

そこで、ロングテール・キーワードでのSEO対策です。「3PL 導入事例」や「3PL 流通加工」といったロングテール・キーワードであれば、大手企業が上位化を狙っていないことも多く、中小の物流会社であったとしても、上位ヒットを狙うことができる可能性が高まります。

また、どの業者もSEO対策を行っていないキーワードを発見した場合には、条件によっては1~2週間ほどという短期間で上位ヒットさせることも可能です。難易度の高い単ワードでの上位ヒットを狙い、いつ上位化できるか判らないままSEO対策を続けるよりも、ロングテール・キーワードでのSEO対策の方が、手軽で確実にアクセス数を伸ばすことができます。SEO対策の投資対効果(ROI)も高まります。

ロングテール・キーワードの検索ボリューム

ロングテール・キーワードの検索ボリュームは?

検索ボリュームとは、「月間どれぐらいの回数を検索されているか」です。物流を例にすると、「物流」で検索される回数が最も多いことは、容易に理解できます。実際に月間数万回検索されています。2番目に多いものは、「物流 英語」です。これは月間数千回検索されています。

こういった検索されている回数が多いキーワードで上位ヒットすると、ホームページのアクセス数が増えるため、お問い合わせや注文の回数も相対的に増える可能性があります。

それに比べて、ロングテール・キーワードの検索回数はどうでしょうか。例えば、「物流 倉庫 外部委託」といったロングテール・キーワードであれば、検索回数は「物流」の単ワードと比べて、グッと減ります。実際に、月間数回しか検索されていません。

「月間数回のキーワードで上位ヒットさせて効果はあるのか?」と問われることでしょう。確かに、そのロングテール・キーワード1つを上位ヒットさせても効果は薄いです。しかし、100種類ものロングテール・キーワードを上位ヒットさせることに成功したらいかがでしょうか。

単ワードの検索ボリュームは多いように思われますが、実際のところ、ロングテール・キーワードの検索回数をすべて足したものの方が、圧倒的に検索回数が多くなります。これは、「パレートの法則」にも似た現象です。実際に、ユーザは単ワードよりも、ロングテール・キーワードでの検索回数の方が多いのです。

これは、検索エンジンを利用するユーザは、単ワードで検索するよりもロングテール・キーワードで検索した方が、自分が知りたい情報が見つかりやすいことを知っているためです。検索エンジン・ユーザの検索スキルがアップしているためです。

ロングテール・キーワードでのSEO対策は、単ワードとくらべて容易に行えること。ロングテール・キーワードの検索ボリュームを合計したら、単ワードの検索ボリュームよりも圧倒的に多いことを考慮すると、単ワードでのSEO対策よりも、ロングテール・キーワードでのSEO対策の方が有利です。

ロングテール・キーワードのコンバージョン率

ロングテール・キーワードでのアクセスはコンバージョン率が高い

次に、「コンバージョン率」という聞きなれない言葉をご説明いたします。コンバージョンを日本語にすると、「変換」や「転換」といった意味になります。コンバージョン率とは、ホームページに訪れた人が、お問い合わせや商品の購入につながった率のことです。

コンバージョン率は、高くても2~3%で、通常は0.3~0.5%で計算します。ランディングページを制作するなど、ホームページの作り方を工夫したら、コンバージョン率を高めることができます。

SEO対策では、単ワードでのアクセスよりも、ロングテール・キーワードでのアクセスの方が、圧倒的にコンバージョン率が高くなります。例えば、3PLをどこかの物流企業に依頼したいと思っている百貨店があったとします。その物流責任者がネット検索で物流企業を探しているとしたら、「3PL」というキーワードで検索するでしょうか。おそらく、「3PL 業務委託 東京」という具合に、ロングテール・キーワードで検索することでしょう。

反対に、「3PL」という単ワードで検索する人は、多くの人は「3PLとは何だろう?」と興味で調べる人が増えてきます。興味で調べている人から受注につながることは、ごく稀です。

もし、ランディングページを制作してロングテールSEO対策に成功したら、さらにコンバージョン率を高めることができることでしょう。

ロングテールSEO対策のメリットまとめ

ロングテールSEO対策を行うと、次のようなメリットがあります。

  • さまざまなキーワードで上位ヒットをさせることができます。
  • 個々のロングテール・キーワードのSEO対策は、単ワードでのSEO対策よりも上位化のための難易度が低いです。
  • そのため、単ワードでのSEO対策よりもロングテールSEO対策の方がコストを抑えることができます。
  • どの業者もSEO対策を行っていないキーワードを発見した場合には、条件によっては1~2週間ほどという短期間で上位ヒットさせることも可能です。
  • ロングテール・キーワードでのアクセスは、コンバージョン率が高い傾向があるため、お問い合わせや注文に結び付きやすいです。
  • ランディングページを制作し、ロングテールSEO対策に成功すると、複合的にコンバージョン率を高められることが期待できます。

この他にも、会社を発展させられる可能性にもつながる重要なメリットもあるのですが、ノウハウの提供はここまでにしておきたいと思います。

ロングテールSEO対策を導入すると集客に効果的な企業

世間にあまり知られていない技術や製品をPR

世間にあまり知られていない技術や製品は、そのネーミングで直接検索する人は少ないはずです。そこで、その技術や製品が持っている機能に着目することで、ロングテールSEO対策で集客することができます。

例えば、金属や樹脂などの板を切断するコンターマシンをネットでPRしようとします。すると、(業界人であればそのような人は少ないですが)「コンターマシン」というネーミングを知らない人がいたら、ネット検索では、「金属板 切断 機械」といった、コンターマシンの機能的なキーワードでネット検索することが多いことでしょう。

そのような機能に関するキーワードや、人々の悩み事に関するキーワードをいくつもピックアップし、それらでロングテールSEO対策を行うと効果的です。

他にも同様の手法で、大手企業のシェアが90%を占めているような業界であったとしても、ロングテールSEO対策でパイの拡大をしつつ、大手企業のシェアを少しずつ奪っていくことが可能になる場合があります。

B2BのECサイト

B2BのECサイトでは、プロを相手に部品や道工具を販売しているホームページです。販売している商品にニッチなものが多く、販売している商品の単価が高いことや、商品点数も数百点以上あるところが多いと思います。そういったところであれば、ロングテールSEO対策を考慮していなくても、そのようになっている可能性があります。

ただし、同業の競合他社であれば、同程度の規模のECサイトはすぐに制作可能なので、参入障壁が低いことが問題です。「儲かる」と知られた瞬間に競合が市場を荒しにくることは明白です。

そこで、SEOコンテンツ・マーケティングとホームページ解析・改善を組み合わせて、競合他社のECサイトの追従を許さないぐらいの規模に仕上げていくことが望ましいです。

地域密着型の高付加価値商品

地域密着型の高付加価値商品は、価格の高い商品のことで、例えばリフォームとか土地の販売などがあります。東京のお店が、大阪まで行って営業することは稀ということで、地域密着です。この場合は、市区町村名や地域名、駅名などと組み合わせて、ロングテールSEO対策を行います。

過去の事例として、家庭の水漏れ修理業者様にてロングテールSEO対策を行ったところ、集客に成功し喜ばれたことがありました。家庭の水漏れ修理業者は、テレビCMやネット広告、冷蔵庫に磁石で貼り付ける広告などで目立っているようですが、ロングテールSEO対策は穴場のように思います。

B2CのECサイト

B2CのECサイトでは、ロングテールSEO対策を行うことができる程度の商品群があれば、集客の効果が期待できます。何を販売しているかにもよりますが、競合となるECサイトが少なく、単価が数千円以上のある程度高いもので、商品点数が100点以上のものなら、ロングテールSEO対策をテスト的にでも始めるべきだと考えます。

もし、大手モールで似た商品が販売されているようであれば、ロングテールSEO対策を始める前に、商品の付加価値を高め、参入障壁を高めることから行うべきです。

B2CのECサイトで、商品点数が数点以下の単品販売に近いぐらいの商品点数で勝負する場合は、「世間にあまり知られていない技術や製品をPR」と同じ方法で集客が可能ですが、商品価格が低いため費用対効果が悪くなります。

他にもロングテールSEO対策で成果が出せる可能性の高い商品やサービスはたくさんあります。

ロングテールSEO対策の方法

ロングテールSEO対策とは、このような、たくさんの種類のロングテール・キーワードで上位ヒットさせる施策のことです。私が普段から行っているロングテールSEO対策方法の流れをご紹介します。もしかしたら、他にもロングテールSEO対策の方法があるかもしれませんが、今のところこれが最も有効だと思われます。

  • 検索キーワード分析
  • 新規ホームページ制作/既存ホームページのSEO修正
  • SEOコンテンツ・マーケティング
  • ホームページ解析・改善

もし、ランディングページを制作してロングテールSEO対策を行いたい場合には、検索キーワード分析の前に「マーケティングの3C分析」から入ります。

2番目の手順では、ホームページを新しく制作する方法と、既存のホームページをSEO修正する方法があります。

SEOコンテンツ・マーケティングは、上位ヒットさせたいロングテール・キーワードに対応したページを継続的に量産していきます。

ホームページ解析・改善では、どのようなキーワードで、順位が何番ぐらいなのか、またどれぐらいのアクセス数があったのかを調べ、各ページを丁寧に改善していき、さらなる上位化とアクセス数増加を狙っていきます。

SEOコンテンツ・マーケティングとホームページ解析・改善を継続的に行っていくと、アクセス数を飛躍的に伸ばすことができるばかりか、いずれ単ワードでも上位ヒットするようになり、急激にアクセス数が増えていくことがあります。このルーチンですと、クライアント様の規模やご予算に合わせて行うことができます。

ロングテールSEO対策のデメリットとリスク

このように、良いことだらけのように見えるロングテールSEO対策ですが、デメリットやリスクがあります。

ロングテールSEO対策のデメリット

デメリットとしては、上記のロングテールSEO対策の方法からすると、ページを量産することです。

当社ではナチュラルなSEO対策を旨としているため、キュレーションサイトのようにライターによる質の低い記事を量産することを行っていません。クライアント様への入念なヒアリングを行い、検索者が知りたいであろう良質な記事を制作して、ページを量産していきます。

そのため、クライアントご担当者様には、ヒアリングのご対応や原稿の作成、SEO修正された記事の添削など、時間的なご負担をいただかなくてはなりません。このことは、文章とマーケティングに強い方であれば問題ないのですが、文章力の弱い方やマーケティングを知らない方にとっては相当な負担になります。

もし、クライアント様が原稿を作成できない場合には、別の方法もご用意していますが、どちらにしてもナチュラルなSEO対策を旨とする以上、文章力やマーケティングの知識が求められます。

このデメリットを回避するために、当社ではWeb集客コンサルタントがホームページご担当者様にマーケティングの知識をお教えしたり、なるべくコンサルタントがクライアント様の営業を代弁できるぐらいの知識を身に着けたりするように対応しています。

ロングテールSEO対策のリスク

ロングテールSEO対策は、Googleの手の中で転がされているようなものです。せっかくロングテールSEO対策をしても、ホームページがGoogleからそっぽを向かれてしまったら、いきなり検索順位が落ち、ホームページからの集客が途絶えてしまう可能性があります。

Web集客コンサルタントとして、ホームページからの集客に力を入れることはもちろんのこと、既存顧客のサポートや、直接営業の強化にも言及するようにしています。

このリスクを回避するために、当社では「理念SEO対策」というものを提唱しています。理念SEO対策は、検索エンジンの理念に対応したホームページを制作し、SEO対策していくことです。

当社のロングテールSEO対策サービス

自社のホームページに、効果的なロングテールSEO対策を導入し、ホームページでの集客力を高めたいのであれば、Web集客コンサルティングをご依頼ください。また、ホームページ制作会社として、ロングテールSEO対策をサービスとして提供したいのであれば、次の3つの研修をご利用ください。

  1. SEO対策技術研修(ホームページ企画・制作編)
  2. SEO対策技術研修(SEOコンテンツ・マーケティング編)
  3. SEO対策技術研修(ホームページ解析編)
平野亮庵

Web集客コンサルタント
平野 亮庵 Hirano Ryoan

ホームページを活用した最先端の集客手法をベースに、マーケット分析や集客企画、SEO対策、SEOコンテンツマーケティング、ホームページ制作等を行っています。チームコンサルティングIngIngでは、マーケティングと営業を担当しています。


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