社長の夢実現への道

企業における経営とは

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経営とは?

多くの社長が悩むことがあります。私も悩みます。それは、「自分は経営をできているのだろうか?」ということです。この問いに自問自答するためには、「経営とは?」という問いに答えられなければなりません。

経営コンサルタントに「経営とは?」と聞いたら、それこそ全員が違ったことを述べると思います。イノベーションに関するコンサルタントであれば「経営はバランスです」と述べたり、「会社を成長させること」と述べたりすることでしょう。マーケティングに関するコンサルタントであれば「顧客に価値を提供すること」と述べるかもしれません。マインドに関するコンサルタントであれば、「経営とは熱意です」と答えるかもしれません。

ここでは、「企業における経営とは」と題していますので、語源などを考えるのではなく、単純に経営について定義したいと思います。

経営とは?

チームコンサルティングIngIngでは、企業における経営を次のように定義しています。

経営資源を使って、その総合計以上の成果を生み出すこと

経営資源とは、次のものが代表とされます。

  • もの
  • 時間
  • 空間
  • 情報

「空間」を「もの」に入れるコンサルタントもいることかと思います。経営資源の中に、「知識」を入れる方もいます。確かに現在では、知識はもっとも豊富な資源になりえます。これら以外にも、定義しているコンサルタントもいることでしょう。

経営資源は、成功哲学系にあるような「宇宙の富」とは異なります。経営資源の中で多くのものは、金額で表すことができます。その総合計以上の成果を生み出すことが経営と定義しています。

生み出されるものが「成果」ですが、「価値」としなかった理由があります。それは、価値があるものでも営業に失敗したら売れ残ってしまい、会社として生き残ることができません。つまり、経営に失敗していることになります。ですので、「価値」ではなく「成果」にしました。

生み出された成果は、金額で表されることが多いと思いますが、お金だけでなく、人の成長などの金額で表しにくいものもあります。ともあれ、成果は分配されたり、次の経営資源に変わったりします。

投入した経営資源と、得られた成果の差額分が利益と考えられます。その利益は、次の経営資源として用いられます。このようにして、会社の利益を増大させていくことが、会社の発展になります。

チームコンサルティングIngIngの定義で、経営ができているかをチェックしてみてください。

成果が赤字の場合

経営資源を使って、その総合計以下の成果しか生まれなかったとしたら、どうでしょうか。会社全体で、経営資源より成果が少なかったら、赤字経営です。

あえて、期末を赤字にしている会社もあるかと思います。しかし、黒字にしたくても赤字になってしまう会社の場合は、経営が出来ているとは言えません。その場合は、経営のどの部分に、「ムリ・ムダ・ムラ」があるかをチェックします。商品やサービス、営業、経営・財務、人事などです。

一部の商品やサービスで会社の成果を落としている場合は、商品やサービスの見直しを図るなど、利益を出す努力が大切です。しかし、斜陽化しているようであれば、体系的廃棄をすることが一般的です。体系的廃棄については、前掲のコラム「どうしても利益が出せない赤字商品をどうすべきか」をご覧ください。

赤字であったとしても、未来に伸びる商品やサービスであるならば、現在赤字であったとしても仕方がありません。経営状態を見ながらですが、新商品開発と併せて、会社全体で1/4ぐらいまで力を注いでも良いと思います。

会社の赤字を改善したかったり、会社の成果をもっと高めたかったりしたら、チームコンサルティングIngIngがお役に立ちます。

この記事の著者

平野亮庵

経営・集客コンサルタント
平野 亮庵 (Hirano Ryoan)

国内でまだSEO対策やGoogleの認知度が低い時代から、検索エンジンマーケティング(SEM)に取り組む。SEO対策の実績はホームページ数が数百、SEOキーワード数なら数千を超える。オリジナル理論として、2010年に「SEOコンテンツマーケティング」、2012年に「理念SEO」を発案。その後、マーケティングや営業・販売、経営コンサルティングなどの理論を取り入れ、Web集客のみならず、競合他社に負けない「集客の流れ」や「営業の仕組み」をつくりる独自の戦略系コンサルティングを開発する。

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